スーラ(アラビア語: سورة、sūrah)は、アラビア語で「柵または壁により囲まれたもの」を指す語であり、一般にクルアーンにおける114の章を指す。
各スーラはさらにアーヤ(Ayah、節)に分けられる。各スーラは第1章である開端章を除き、おおむね長いものから短いものの順に配列されている。
啓示は、マッカ啓示と、マディーナ啓示(下表の右端の「*」と「**」)に、2分類されている。
スーラ一覧
- 日本語訳名(和名)は、「日亜対訳注解聖クルアーン」(三田了一訳)による。
- 英語訳名(英名)は、「The Quranic Arabic Corpus」による。
- 右端の「*」「**」の計28章は、マディーナ啓示。他はマッカ啓示。
- (計8章となる** 13, 22, 55, 64, 76, 98. 99. 110は、マッカ啓示とされる説もある)
ジュズウ
※は、巻が(章の)第1節から始まるもの。
Muqatta'at
各章の冒頭に、Muqatta'at(日本語では「神秘文字」とも)と呼ばれる謎のアラビア文字が置かれているものが、14類型(計29章)ある。
- その内訳は、1字(計3章)、2字(計10章 ※第42章のみ「Ạ・S・Q」が続く)、3字(計13章)、4字(計2章)、5字(計1章)。
- マディーナ啓示は、計3章(#の2「雌牛」・3「イムラーン家」・13「雷電」)のみ。それ以外は全てマッカ啓示である。
- Muqatta'atがそのまま章題になっているものは、計4章(太字の20・36・38・50章)ある。
出典
外部リンク
- ムスリム情報事務所 - 日本語を含む各国語アル・クルアーン全文
- IslamHouse.com - アル・クルアーン全スーラ朗誦一覧(MP3)
- The Quranic Arabic Corpus - コーパスのサイト
- Search Engine: Search in the Quran - 各国語の訳を用意




