ラルド・ディ・コロンナータ(イタリア語: Lardo di Colonnata)はイタリア、トスカーナ州カッラーラの集落コロンナータ で生産されるラルドで、背脂の生ハムとも表現される。IGPにも認定されている 。
そもそもラルドとは豚の背脂を塩漬けまたは燻製にしたものをさすが、本項のラルドは豚の背脂をニンニク、ローズマリー、コショウ、セージなどとともに塩漬けにして製造される食品である 。塩漬け時に使用する容器も特徴的で、地元カッラーラ特産の大理石でできた「コンカ」と呼ばれる浴槽様のものを用い、前述の食材をセットしたあとはこれも大理石でできた蓋で閉じられる。後は6ヶ月以上経過してから取り出す。
カットしてそのまま、またはパンにのせて、もしくは食材として利用される。
起源は2000年以上前にさかのぼり、当時この地で大理石加工に従事していたギリシャ人たちが考案したと言われている。
脚注
関連項目
- ラルド
参考文献
- 近藤乃里子; 合田達子; 正戸あゆみ『イタリア料理基本用語 : 伊和・和伊・テーマ別』柴田書店、2013年。ISBN 9784388353439。
- 柴田書店『プロのための牛肉&豚肉料理百科 : 部位別使い分け・肉の知識』柴田書店〈別冊専門料理〉、2011a。ISBN 9784388807673。
- 柴田書店『イタリアの地方料理 : 北から南まで20州280品の料理』柴田書店、2011b。ISBN 9784388061112。
- 長本和子「ラルド Lardo」『長本和子のイタリア食材紀行』、i.c.t食文化企画有限会社、n.d.。http://www.ict-ict.com/kikou/kikou032.html。
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、ラルド・ディ・コロンナータに関するカテゴリがあります。




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