Ubuntu Budgie(以前の名称としてBudgie-Remix)は、Ubuntuの公式派生版であり、Budgieデスクトップ環境を用いている。Ubuntu Budgieは、安定していてよくテストされたUbuntuの中核的部分を、現代的で軽量で伝統的な見た目のSolusプロジェクトによって開発されているBudgie デスクトップに結び付けている。

歴史

Ubuntu Budgieは、Ubuntu 16.04 LTSの開発に合わせて、非公式な派生版として開発が始められた(budgie-remixと呼ばれた)。Budgie Remix 16.10は、Ubuntu 16.10の公開にすぐ続いて公開された。Budgie-Remixは、Ubuntuの公式派生版となった際、Ubuntu Budgieに改名されている。

Ubuntu Budgie 17.04は2017年4月に公開され、また同年10月には17.10にアップデートされた。Ubuntu Budgie 18.10では、32ビット版が廃止された。32ビット版はUbuntu MATEでも同時に廃止されている。

開発履歴

budgie-remix 16.04

budgie-remix 16.04は、2016年4月25日に公開された 。これは、Ubuntu 16.04の公開の4日後である。システムは、Budgie Desktop 10.2.5を含み、Mutterに合わせたウィンドウマネージャや設定可能なパネル、通知センターの設定なども含む。また、Arc-GTK テーマが使われている。

budgie-remix 16.10

budgie-remix 16.10は、2016年10月16日に公開された。これは、Ubuntu 16.10の公開の3日後である。システムは、Budgie Desktop 10.2.7、GTK 3.22、Linuxカーネル 4.8を含む。このバージョンでは多くの機能改善がなされ、ディスク全体の暗号化、ホームフォルダーの暗号化、導入過程の多言語対応などがなされた。

Ubuntu Budgie 17.04

Ubuntu Budgie 17.04は2017年10月19日に公開された。上述のように、budgie-remixは、Ubuntuコミュニティの公式製番となったことにあわせ、Ubuntu Budgieに改名されている。システムは、Budgie Desktop 10.2.9、Linux 4.10などを含む。

Ubuntu Budgie 17.10

Ubuntu Budgie 17.10は、2017年10月19日に公開された。システムは、Budgie Desktop 10.4、Linuxカーネル4.13を含む。Budgie Desktop 10.4は、新たなAlt-Tabや、RavenでのSpotify対応、ウィンドウコントロールの左配置と右配置の変更に対応、SMBファイルや暗号化されたボリュームのアプレット追加による対応、日付と時刻の見た目の変更などの新しい機能を含む。

Ubuntu Budgie 18.04

Ubuntu Budgie 18.04は2018年4月26日に公開された。システムはLinuxカーネル4.15を含む。このバージョンでは、OpenVNCをネットワークマネージャから導入できるようになった。また、Quick NoteやDropByなどの新しいアップレットの追加などが行われた。

脚注

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • Ubuntu Budgie - DistroWatch

Ubuntu Budgie 23.10 Best New Features

Ubuntu Budgie 19.10 released, see screenshots OpenSourceFeed

Ubuntu Budgie Review Its Linux FOSS

Ubuntu Budgie 22.04.03 Released! Ubuntu Budgie

Ubuntu Budgie 20.04 LTS Die Ubuntu Tochter mit Budgie Oberfläche im