エスポラーダ北海道(エスポラーダほっかいどう、英語: Espolada Hokkaido)は、日本の北海道札幌市をホームタウンとする、日本フットサルリーグ(Fリーグ)に加盟するフットサルクラブである。
概要
北海道から2009年以降の日本フットサルリーグ(Fリーグ)参加を目指し、東京にてサッカースクールを経営する株式会社フィートエンターテイメントが中心となり2008年1月に設立。
チーム名の「エスポラーダ」はポルトガル語で北極星を意味する「estrela polar」と、戦士を意味する「soldado」の造語である。ホームスタジアムは北海道立総合体育センター(きたえーる)。
クラブ設立者の小野寺裕司はLEOCの代表取締役であり、LEOCがスポンサーを務める日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する横浜FCの運営会社である株式会社横浜フリエスポーツクラブの元代表。
歴史
2008年
2008年3月6日に「北海道フットサルクラブ」を設立し、初代監督に元フットサル日本代表の小野寺隆彦が就任。4月19日のサッポロファクトリーアトリウムで「北海道フットサルクラブ」のチーム発表イベントを実施し、イベントではチーム名称最終候補・監督選手発表が行われた。5月11日に北海道フットサルリーグが開幕し、第1節D.C旭川FCの対戦が初公式戦となり、5-1で公式戦初勝利を飾った。7月21日に大通公園でのサッポロビアガーデンでチーム名が発表され、一般公募により「エスポラーダ」に決定、同時にロゴとエンブレムも発表された。クラブエンブレムには、その意味が内包されている。10月16日に2009-10シーズンからのFリーグ参入が決定した。10月19日、真駒内セキスイハイムアリーナでホームゲーム初有料試合を開催(Move Up The F League! 8-1 C.R.B Safilva 観客822人)。11月23日にFリーグ第12節(真駒内セキスイハイムアリーナ、セントラル開催)のイベントでFリーグ新規参入の挨拶などが行われた。北海道フットサルリーグで1stステージ全勝優勝、2ndステージも全勝優勝で北海道リーグ史上初の1st2ndの完全優勝。更にはFUTSAL地域チャンピオンズリーグ(全国のアマチュアの最高峰)でも優勝を決め、2008シーズンは五冠を達成した。
2009年-
2009-10シーズンからFリーグに初参加。5月21日に新体制を発表され、水上玄太(ステラミーゴいわて花巻)と阿部哲也(コンサドーレ札幌)が新加入した。8月23日、初のFリーグ開幕戦でASVペスカドーラ町田と対戦し、4-4で引き分けた。9月6日にFリーグ参戦の初北海道ホーム開幕戦(湿原の風アリーナ釧路)でバサジィ大分を5-3で下しホーム開幕戦を勝利で飾った。
2011年12月16日は元サッカー日本代表で横浜FC所属の三浦知良がFリーグ参戦することが決定した。2012年1月15日、第23節府中アスレティックFC戦にスポット出場した。4月2日に一般社団法人エスポラーダ北海道スポーツクラブを設立した。
2018年1月18日、Fリーグが2018-2019シーズンから2部制を導入するにあたって新設されるFリーグディビジョン1(F1)へ参加することが決定した。
2019年12月6日、チーム創設から12年間率いた小野寺隆彦が19-20シーズンでの監督退任を発表。翌2020年4月1日、クラブOBでありFリーグ選抜の監督も務めた金井一哉が監督に就任した。
2022年3月6日、監督退任後もGMとして在任していた小野寺の退団を発表。3月11日、水上玄太が選手兼任でGMに就任することが発表された。
2023年3月1日、金井の監督退任を発表。4月18日、クラブOBであり22-23シーズンのトップチームコーチだった嵯峨祐太が監督に就任した。
嵯峨は中富良野町在住、旭川市勤務、勤務後に札幌市での練習を指揮する激務となり、さらにチーム方針から北海道在住・在勤など縁のある選手しか入団出来ない選手層の薄さもあって低迷していた順位を押し上げることは出来ず、23-24シーズンはアウェー名古屋戦で勝利をするなどの金星はあったがレギュラーシーズン、ファイナルステージともに最下位を脱出することが出来ずにF1/F2入替戦へ回ることとなった。
2023年12月21日、嵯峨の監督退任を発表。
2024年2月17日・18日の2日間で行われた入替戦はF2優勝のヴォスクオーレ仙台と対戦、第一戦は一進一退の攻防の中、終盤に今季限りで引退を表明していた室田祐希の第二PKで2-2に一旦は追い付いたが試合終了間際に失点し2-3で敗退、後がない第二戦も仙台に先制され前半終了間際の室田のゴールで1点を返すのがやっとの1-4で敗戦、二戦合計3-7で敗退となりチーム創立初のF2降格となった。
2024年3月29日、後述の廃部問題に端を発し、水上がGMを退任(以降『選手兼クラブアドバイザー』へ)。新たに石井肇がGMに就任した。同年4月2日、イルネーヴェ(女子チーム)の監督であるクラブOBの菅野大祐がイルネーヴェの監督を退任と同時にトップチームの新監督に就任した。
廃部問題
2024年3月19日、北海道新聞の記事で2024-25シーズンの成績によっては廃部を検討する記事が出た。
記事によると実質上の親会社である明日佳グループ(LEOCの創業者小野寺眞悟が代表を務める北海道の医療法人・社会福祉法人の集合体)がスポンサーとして運営をしているが、低迷する成績を理由に2024-25シーズンのF1復帰が条件で廃部を検討してるという記事が出ている。
なお、前述の2011年の三浦知良参戦も、三浦が所属していた横浜FCの当時の筆頭株主が明日佳グループであり、フットサル日本代表として参戦を目指した三浦のために実戦経験を積ませる目的もあった。
チーム成績
現所属選手
2024-25シーズン(各ポジションの役割についてはこちらを参照)
ポジション:G=ゴレイロ A=アラ F=フィクソ P=ピヴォ
ホームアリーナ
ホームゲームは北海きたえーる・湿原の風アリーナ釧路・旭川大雪アリーナ・函館アリーナ・北ガスアリーナ札幌46・よつ葉アリーナ十勝・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ・札幌市美香保体育館・小樽市総合体育館・苫小牧市総合体育館・中標津町総合体育館での開催経験がある。(シーズンごとに開催されるアリーナは変わる為、詳細はこちらを参照)
ユニフォーム
チームカラー
- ホワイト、 スカイブルー
ユニフォームスポンサー
ユニフォームサプライヤー
(創設~23-24)SVOLME
(24-25~)GAViC
オフィシャルパートナー
シーズンスローガン
- 2009年:道産子の夢をのせて
- 2010年:超える!
- 2011年:Be GAMUSYARA
- 2012年:猛攻打破
- 2013年:一蹴心魂
- 2014年:劇闘
- 2015年:一瞬の虜に。
- 2016年:RUSH 〜突き進め〜
- 2017年:No limit! 〜熱くなれ〜
- 2018年:戦士奮迅 〜新時代へ〜
- 2019年:カチセメ 〜勝ちたいなら攻めつづけろ〜
- 2020年:北海道魂 ~HOKKAIDO STYLE~
- 2021年:挑夢(いどむ)
- 2022年:漸進(ぜんしん)
- 2023年:戦風(せんぷう)
- 2024年:Reboot
オフィシャルキャラクター
2009年7月13日に全道約2000校の小学校と中学校にキャラクターデザインの募集を15日に開始を発表。12月7日に一般投票が行われた。Fリーグ2009最終節で投票結果により決定した。2010年9月にオフィシャルキャラクターの名前を北海道民の公募により、Fリーグ2010第25節で名前を発表。
- デザイン
- エゾリスをモチーフにしたキャラクター
- 名前
- リスポ
- 種類:えぞりす
- 出身地:北海道
- 性別:オス
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- エスポラーダ北海道 (espolada) - Facebook




