ファン・カルロス・パヤノJuan Carlos Payano、1984年12月4日 - )は、ドミニカ共和国のプロボクサー。コンセプシオン・デ・ラ・ベガ出身。元WBA世界バンタム級スーパー王者。

来歴

アマチュア時代

2003年、パンアメリカン競技大会にフライ級(51kg)で出場するが決勝でユリオルキス・ガンボアに敗退。

2004年、ギリシャのアテネで開催されたアテネオリンピックにフライ級(51kg)で出場するが2回戦で敗退 。

2005年、中華人民共和国の綿陽市で開催された世界選手権にフライ級(51kg)で出場するが準々決勝で敗退 。

2007年、パンアメリカン競技大会にフライ級(51kg)で出場するが決勝でマックウィリアムズ・アローヨに敗退。

2008年、中華人民共和国の北京で開催された北京オリンピックにフライ級(51kg)で出場するが2回戦で敗退。

2009年、イタリアのミラノで開催された世界選手権にフライ級(51kg)で出場するが2回戦でアムナット・ルエンロンに敗退した。

アマチュア時代の戦績は425勝21敗。

プロ時代

2010年8月21日、4回3-0(40-36、40-36、40-36)の判定勝ちを収めデビュー戦を勝利で飾った。

2011年12月3日、レシャウン・ブライアーと対戦し、初回2分35秒TKO勝ちを収めた。

2012年3月2日、ホセ・シルベイラとWBCラテンアメリカバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0(100-90、100-90、100-90)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年5月18日、ルイス・マルドナドとWBAフェデラテンバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0(99-89、100-88、100-88)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年7月21日、ジョン・アルベルト・モリーナとNABA北米バンタム級王座決定戦を行い、9回2分2秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年11月30日、ホセ・ルイス・アバインザと対戦し、10回3-0(97-92、98-91、98-91)の判定勝ちを収めNABA王座の初防衛に成功した。

2013年6月14日、ジュンディ・マラオンとWBA世界バンタム級挑戦者決定戦を行い、7回39秒KO勝ちを収め指名挑戦権を獲得した。

2014年7月23日、WBA世界バンタム級スーパー王者のアンセルモ・モレノとの指名試合は同年8月8日にペンシルベニア州ピッツバーグのPPGペインツ・アリーナで行う予定だったのだが、モレノがアメリカ入国ビザを取得出来なかった為延期となり、同年9月26日にテキサス州メスキートで行われることが決まった。

2014年9月26日、テキサス州メスキートのメスキート・アリーナでWBA世界バンタム級スーパー王者のアンセルモ・モレノと対戦し、2回にバッティングでパヤノが左目上を深くカットしてしまい、その傷が原因で7回開始前にドクターストップがかかり6回3-0(59-55、58-56、58-56)の負傷判定勝ちを収め悲願の王座獲得に成功した。

2015年8月2日、フロリダ州ウィンターパークのフルセイル大学でWBA世界バンタム級9位のルーシー・ウォーレンと対戦し、12回2-1(113-111、113-111、109-115)の判定勝ちを収めWBAスーパー王座の初防衛に成功、マイナー王座のIBO世界バンタム級王座の獲得にも成功した。

2016年6月18日、イリノイ州シカゴのイリノイ大学シカゴ校内にあるクレジット・ユニオン・1・アリーナでWBA世界バンタム級9位のルーシー・ウォーレンと10ヵ月振りに再戦し、12回0-2(113-115、113-115、114-114)の判定負けを喫しWBAスーパー王座は2度目、IBO王座の初防衛に失敗、王座から陥落した。

2018年3月23日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・アンド・カジノ・ハリウッドでマイク・プラニアとWBOインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0(96-93、97-92、97-92)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2018年10月7日、横浜アリーナでWBA世界バンタム級王者井上尚弥とWorld Boxing Super Seriesバンタム級準々決勝を行い、初回1分10秒KO負けを喫し2年振りの王座返り咲きに失敗、WBSS準決勝進出も逃した

2019年7月20日、MGMグランド・ガーデン・アリーナで元WBC世界バンタム級王者でWBC世界バンタム級シルバー王者のルイス・ネリと対戦する予定だったが、前日計量でネリがバンタム級の規定体重である118ポンドを0.5ポンド超過の118.5ポンドを計測し、NSACから1時間の猶予を与えられ、1時間後の再計量で118ポンドを計測し無事にパスした為試合は通常通りに行われたが、9回1分43秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した。この試合でネリは15万ドル(約1600万円)、パヤノは2万5千ドル(約270万円)のファイトマネーを稼いだ。

2020年9月26日、コネチカット州のモヒガン・サン・カジノで行われたWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦でダニエル・ローマンと対戦し、12回0-3(112-116、112-116、112-116)の判定負けを喫しこの後に行われたルイス・ネリvsアーロン・アラメダのWBC王座決定戦の勝者との挑戦権を獲得出来なかった。

2020年12月19日、コネチカット州のモヒガン・サン・カジノでゲーリー・アントニオ・ラッセルと対戦し、7回1秒0-3(55-59、55-59、56-58)の負傷判定負けを喫した。

戦績

獲得タイトル

  • WBCラテンアメリカバンタム級王座
  • WBAフェデラテンバンタム級王座
  • NABA北米バンタム級王座
  • WBA世界バンタム級スーパー王座(防衛1)
  • IBO世界バンタム級王座
  • WBOインターコンチネンタルバンタム級王座

脚注

関連項目

  • 男子ボクサー一覧
  • 世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
  • 国際ボクシング機構(IBO)世界王者一覧

外部リンク

  • JUAN CARLOS PAYANO- Premier Boxing Champions
  • ファン・カルロス・パヤノの戦績 - BoxRec(英語)

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