北海道社会事業協会(ほっかいどうしゃかいじぎょうきょうかい)は、正式名称は社会福祉法人北海道社会事業協会。通称は協会病院。
「北海道の医療・福祉の過疎を軽減する」という命題のもと、1921年(大正10年)に発足し、主な事業として北海道内に7つの病院を運営しており、社会福祉法に基づく無料低額診療事業を現在でも行っている。
運営する施設として7病院、看護専門学校、母子生活支援施設、保育所、介護老人保健施設、在宅関連事業(訪問看護ステーション、通所リハビリステーション等)があり、病院については1956年(昭和31年)に医療法第31条の公的医療機関として指定を受けている。
理念
- 私どもは医療、保健、福祉の従事者として力を合わせ、心のこもった医療、看護、介護の実践に努めます。
運営施設
不祥事・労働問題
- 社会福祉士の男性(30代)に病院への就職の内定を出しながら、男性がHIVに感染していることを知った当協会が内定を取り消し。男性が当協会に対し、慰謝料など330万円の支払いを求めた。2019年9月17日、札幌地方裁判所は男性の訴えを認め、165万円の賠償を命じた。判決の中で裁判長は「HIV感染の情報は極めて秘密性が高い。事実を告げなかったとしても、内定を取り消すことは許されない」と指摘。さらに「そもそも事業者が採用にあたって感染の有無を確認することは、特段の事情がない限り許されない」とした。
脚注
外部リンク
- 北海道社会事業協会




